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2024.04.24

【Q&A】住宅ローンの頭金の目安は2割って本当?頭金がなくても家は買える?貯金は残すべき?

こんにちは、フィオレハウスシリーズ販売窓口の「たかちゃん」こと高岡です。

「住宅ローンを組むときの頭金の目安は2割」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
たしかに頭金を多く入れれば、借入額を少なくすることができ、購入後の返済も楽になります。
しかし、実際には頭金ゼロでも家は買えるため、今後の暮らしのためには貯金を残しておくことも大切です。

今回は、本当に住宅ローンの頭金は2割用意するべきなのか、頭金を入れるにあたって何に気をつけるべきか解説します。

●頭金は本当に2割必要?

結論からいうと、必ずしも頭金を2割入れなければならないわけではありません。
頭金を多く入れれば、その分だけ返済額を減らせるので、家計負担を考えると2割程度は入れるべきだといわれるのです。
ただ「2割」という数字にこだわって、貯金の全額を頭金にあてるのはおすすめできません。
次に紹介するとおり、頭金を増やしすぎると万が一の事態に備えられなくなってしまうからです。

●貯金を残すべき2つの理由

貯金をすべて頭金にあてずに残すべき理由は2つあります。

1つは、急に家計バランスが崩れて、返済が厳しくなる可能性があるからです。
ローン返済期間中に「ケガや病気で長期間休業が必要になる」「出産や育児・介護などで仕事を辞めざるを得ない」など、突然収入が大きく減少することも考えられます。
トラブルに見舞われても日常生活を営み続けるため、一定の貯金は残しておくべきです。

もう1つは、マイホームにかかる費用は物件購入費用だけではないからです。
住宅購入時には仲介手数料、不動産取得税・登録免許税といった税金、引越し代や家具・家電の買い替え費用など、多くのコストがかかります。
すべて合わせると数百万円単位になることもあるため、手持ち資金には余裕を見ておきましょう。

●住宅ローン控除は頭金の入れ過ぎに要注意?!

頭金を多く入れると、住宅ローン控除の恩恵を受けにくくなる点にも注意が必要です。

住宅ローン控除は、住宅購入から最大13年間「年末時点の住宅ローン残高の0.7%」の税額控除が受けられる制度であり、住宅種別ごとに借入限度額が定められています。
頭金を入れすぎると13年の間に残債が借入限度額を下回ってしまうことがあります。
これだと、住宅ローン控除の恩恵を最大限受けられません。

日銀によるマイナス金利解除が話題になっていますが、今後もしばらくは低金利状態が続くという論調も多くあります。
低金利と住宅ローン減税を上手に活用すれば「頭金は少なく、住宅ローンを多く」したほうが、結果的にお得になるケースもあるのです。

「頭金は2割が目安」といわれますが、実際にはお客様それぞれの余裕資金やライフプランによって、適切な頭金の割合は異なります。
マイホームを購入するにあたって自分がいくらくらい頭金を入れるべきか悩むときは、ぜひ販売担当までご相談ください。
お客様に最適な資金計画をご提案し、理想のマイホームの実現を全力でサポートいたします。

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